AWS Well-Architected Framework

# AWS Well-Architected Framework

https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20181211_AWS-BlackBelt-Well-Architected.pdf

## クラウド活用の2つのアプローチ

  • クラウドネイティブなアプリを最初から開発
  • リフト&シフトで既存アプリをクラウドに対応し、その後最適化する

 

## Well-Architected Frameworkとは

システム設計・運用の大局的な考え方とベストプラクティス集

  • 目的
    • 全ての要素をクリアしないといけないのではなく、ベストプラクティスを理解した上でビジネス的な判断をすることが重要。リスクをあえて受け入れるだったり、改善点を明確にすることが目的。
    • 改善をするにあたって優先順位を作ることができる
  • 構成要素

 

    • AWS ソリューションアーキテクトor W-A認定パートナー
      • 毎週W-A個別技術相談会をしている
      • SAだけではなく認定パートナーもいる(日本にも何社か存在する)
    • AWS Well-Architected Tool
      • AWS Well-Architected Framework のベストプラクティスに則っているかを自身でセルフレビューできるツール
      • 項目に対して回答していくことで、ワークロードの改善点やリスクに気がつくことができる(あえて回答を対象外にすることもできる)
      • レビュー結果として改善プランが表示される。PDF形式でレポート出力も可能
      • 日本語訳(https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/images/Well-Architected_2018Nov.487ff97b96b61af87e6eef4acf0622d4a36a6532.xlsx
      • レビュー実施の方法も書いてある
        • 監査ではなく話し合い
        • 変更不能に陥る前のレビュー
        • 修正はできなくても、問題を認識した上で前に進むことができる
        • 継続的にレビューを行う

 

## コストを意識した設計原則

https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20190312_AWS-BlackBelt_Cost_Optimazed_with_WA.pdf

 

  • 必要な分だけ使用
  • 全体的な効率を測定する
    • コスト削減が本当にビジネス成長につながるのかを考慮する
    • CloudWatch でリソース利用状況を把握する
      • 使用率に応じて適切なキャパシティに変更
    • Trusted Advisor
  • データセンター運用への投資は不要
  • 投資の分析と要因の把握
    • リージョン変更もコストへ影響する要素
  • マネージドサービスの活用
    • 必ず、マネージドサービスが活用できないかは検討する
    • 進化が早いので常に最新情報をキャッチして楽できるようにする

 

## 雑感

AWS Well-Architected Framework はおよそ一年に一回は改定されているようで必要になったときに読んで自分のプロダクトに適用していくのが良いという感じだった。

設計段階から読んでおくことが重要で、ビジネス上あえて問題は認識しているが現時点で解決することはしないという選択をすることができる。V字モデルと同じことが言えると思うが、早い時点で問題が発覚していたり、問題を解決できない状態にしてしまう選択をしないで進められるようにしておくことが重要。

AWS Support エンタープライズは月額 総利用料の10% or 最低15000$ になっていてもっと利用していかないともったいないなーって思った。