Amazon Elastic File System

# Amazon Elastic File System(Amazon EFS)

https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20180704_AWS-BlackBelt_AmazonEFS.pdf

## AWS の各ストレージサービスと課題

  • ブロック
  • オブジェクトストレージ
    • S3
    • Glacier
  • ファイルストレージ
    • Amazon EFS
      • NFSアクセスを提供する分散ストレージ
      • 複数EC2からNFSを使ってネットワーク経由でアクセス
      • アクセスはファイル単位(EBSはブロック単位)

 

 

 

## 特徴

  • マネージド
    • シンプル
    • 柔軟・スケーラブル
    • 複数AZに複製して保存
    • 書き込み後の強い整合性
    • 自前でEC2EFSサーバを組むより安価
  • NFS v4 でマウント可能(-> 標準のAPIでマウントできる)
  • 保存された容量と性能による課金

 

## EFSの基礎知識

  • ファイルシステム
  • マウントターゲット:接続先
    • DNS名で接続先を指定
  • セキュリティグループでアクセス制御
    • セキュリティグループ
    • ネットワークACLによる制御
  • パフォーマンスモード
    • 汎用モード
      • 基本的にはこちらを選択
    • 最大IOモード
  • 複数のEC2からアクセス可
    • 同じVPC、どのAZにあるEC2でもアクセス可能
    • 強い整合性
    • ファイルのロックが可能
  • CloudWatch との連携

 

## Tips

  • 推奨マウントオプション
  • EFSマウントヘルパーによる通信の暗号化
  • EFS File Sync によるNFSサーバ移行

 

## セキュリティ

  • ネットワークトラフィックの制御
    • セキュリティグループ
    • ネットワークACL
  • ファイルとディレクトリへのアクセス制御
    • Linux 標準の機能でアクセス制御
  • 管理者アクセス制御
    • IAMを利用して管理者アクセスを制御する
  • KMSによるデータ暗号化

 

## パフォーマンス特性

 

ユースケースによって

  • S3(オブジェクトストレージ)
    • HTTP API
    • 容量+リクエスト数による課金
    • 無制限の容量
    • 複数サーバからの利用
    • 3箇所以上で複製
    • レイテンシーは高め
  • EFS(ファイルストレージ)
    • NFS
    • 容量による課金
    • 複数サーバからの利用
    • レイテンシーは少しあり
    • 複数AZで複製
  • EBSブロックストレージ)
    • SCSI
    • 容量による課金
    • 最大16TB
    • 1AZ内で複製

の選択肢がある。

 

  • スループット性能
    • バースト可能
    • EFS Inrequent Access Storage Class
      • ファイルサイズが18kb以上かつ30日アクセスされ営内ファイルを対象に低頻度アクセスストレージクラスに移行
    • プロビジョンド・バースト
      • バーストとは別のスループット性能を設定。ストレージのバースト性能との差額を課金
      • バーストクレジットはバケツモデルで溜まっていく

 

## 雑感

Amazon のマネージドNFS。複数のEC2から参照されるファイルを管理したく、S3のオブジェクトストレージに移行する際のコストが払えない時などに有効。オンプレで構築していて、クラウド上にリフト&シフトしたい時に選択肢として上がりそう。社内でFargate + EFSの検証をした時は使えなくて諦めたけど、調べてみたらこの前からサポートされていた!

aws.amazon.com