AWS Snowball

# AWS Snowball

https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20170614_AWS-BlackBelt_snowball.pdf

## 概要

データマイグレーション

  • インターネット
    • 転送速度は低い
    • コストは低い
  • Direct Connect
    • 転送速度は高い
    • コストは高い
  • Snow ファミリー
    • 一時的なデータ移動に最適
    • オンプレミス、クラウド感の回線に依存しないデータ転送
    • クラウドマイグレーション
    • 災害対策
    • データセンター統廃合
    • コンテンツ配信
    • 80TB/アプライアンスまでを転送可能
    • 10日ほどでデータ移行完了(並列に処理も可能)
    • データはS3にコピー
    • 数十
    • TB以上の時に検討
  • Snowball クライアント
    • 標準クライアント
    • S3 Adapter for Snowball
      • S3 REST API を利用して Snowballへのデータ転送を行うためのクライアント

 

## 利用方法

  1. Job作成(要するにAWSコンソールで配送先やS3バケットIAMを指定)
  2. 届いたアプライアンスをネットワークへ接続
  3. データをコピーして返送
  4. データはS3に保管

 

## ベストプラクティス

  • ジョブ作成前にオンプレミスでクライアントをテストして、大体の転送時間を予測する
  • クライアントを導入するホストが最小の要求スペックを満たしているか確認する
  • 可能な限り並列化する
  • 転送ファイルが小さすぎないか確認する
    • それぞれのファイルはデータ転送プロセスで個別に暗号化されるため
  • ファイル整合性を確認する(snowball validate コマンド)
  • オーバーヘッドを考慮
    • 最終的な配置先、データ形式が異なる場合は移動時間も考慮
    • 輸送中の更新差分の移行方法
    • 輸送・設置・撤去のリードタイムを考慮

 

## アプライアンスのスペック

  • 容量
    • 日本は80TB
  • インターフェース
  • 重量
    • 21.3kg
  • 消費電力
    • 200w
  • 防塵・防水・耐ショック
  • 320 x 500 x 550mm

 

## 雑感

数十TBのデータをオンプレからAWS上に移行したいときにメインとして使われるだろうなサービス。

アプライアンスのスペックがすごい。

ただ、実行する前に、転送速度等を把握した上でマイグレーションプランをしっかりと立てないと有効には利用できない。転送先がS3なのでそこからどのようにリストアしていくかやおよそ10日分の差分の転送方法等も考えておかなければならない。